こんにちは。投資の世界では「みんなと同じ行動をしていたら儲からない」とよく言われます。私も最初は周囲と同じように行動して安心したい気持ちが強かったのですが、経験を重ねるうちに「今は○○がオワコンだ」と言われているときこそ、本当の買い場がやってくることに気づきました。
今は、まさに米国株のことを指していると感じます。米国は過去100年以上に渡って株価を上げ続けているためその信頼性はかなり高いと思っています。
この記事では、暴落時の「安全域(マージン・オブ・セーフティ)」の考え方や、市場心理と逆を行く勇気の大切さについて、私の実体験も交えながらやさしくお話しします。あなたの投資が少しでも前向きに、そして安心して続けられるヒントになれば嬉しいです。
私の買い増し基準 〜みんなと逆を行く勇気〜

投資の世界では「人気ランキング」や「みんなが買っているから」という理由で投資先を選ぶのは初心者にありがちですが、それは最大のリスクにもなり得ます。
実際、株価がどんどん上がっているときは、みんな楽観的になり「乗り遅れたくない!」と思って買いに走ります。それは根拠のない安心を得るために相当な代価を支払うことになります。これは「リスクを正しく理解せずに安心感だけを求めることの危険性」を警告する一般的な考え方として使われています。
逆に、「今は○○がオワコンだ」「もうダメだ」と言われている時ほど、市場には割安な銘柄が増えています。私の買い増し基準は、こうした「みんなが見向きもしない時」にこそ注目し、以下の指標を組み合わせて判断しています。
✅ 市場全体の下落率:主要指数が大きく下がった時は、過度な悲観が広がっているサイン。
✅ 企業の本質的価値:業績や財務が安定しているかを重視。
✅ バリュエーション指標:PERやPBRが過去平均より下がっているか。
✅ 市場心理指標(Fear & Greed Indexなど):極端な恐怖が広がっている時は、逆張りの好機。
こうした基準を持つことで、みんなが不安に駆られて売っている時でも、冷静に買い増しの判断ができるようになります。
私はSBI証券やIRバンクで現在のPERやPBRなどが割安であるかを判断して購入するようにしています。
暴落と安全域 〜「オワコン」こそ宝の山〜

暴落時には、企業の本質的価値とは関係なく株価が大きく下がることがあります。ここで大切なのが「安全域(マージン・オブ・セーフティ)」の考え方です。
これは、企業の本当の価値と市場価格の差のことで、暴落によって株価が下がれば下がるほど、この安全域が広がります。
「暴落すればするほど、安全域が大きくなりリスクを抑えた投資が可能に」
たとえば、みんなが「米国株はオワコン」「銀行株は時代遅れ」などと言っている時こそ、実は市場が過度に悲観的になりすぎているサインかもしれません。
そんな時にこそ、しっかりと企業価値を見極めて買い増しをすることで、将来の大きなリターンにつながることが多いのです。
暴落時の買い向かいが難しい理由

暴落の買い向かいはリターンを上げるには最高の環境ですが、実行するのは非常に難しいです。
暴落時は「逃げないと大変なことになるぞ!」という脳内の警報音が鳴るためその中で本能に抗って買い向かうのは相当な度胸が必要です。
しかし、買い向かう力は普段から相場になれておくことで培うことができます。
時折、「つみたてだから放置で問題なし!」言う方もいますが、それだと暴落の体制が身につかないので定期的な株価チェックはむしろすべきだと考えます。
また、日本の学校や会社では、横並びの行動を取ることが良しとする文化が根付いており、知らず知らずのうちに周囲と同じ行動を取りがちです。しかし投資ではそのやり方は通用しないことを頭に入れておきましょう。
✅ 本能的な恐怖心を乗り越えるには、普段から相場に慣れることが重要。
✅ 放置では暴落耐性は身につかず、株価を確認して変動に慣れておく。
✅ 日本の組織は周囲と同じ行動を取る傾向にあるが、投資ではこの横並び行動は通用しない。
市場心理と逆張りの極意 〜「恐怖」と「貪欲」のバランス〜

投資の神様ウォーレン・バフェットも「みんなが貪欲な時に恐れ、みんなが恐れている時に貪欲になれ」と語っています。これは、投資家の感情が極端に振れた時こそ、逆の行動を取るべきだという教えです。
✅ みんなが楽観的な時:
株価が高騰、ニュースも強気な時は慎重になり、買いの手を緩めます。
しかし毎月のつみたて投資は継続。
✅ みんなが恐怖に支配されている時:
勇気を出して、少しずつ貪欲に買い増しをします。
もちろん毎月のつみたて投資は継続。
Fear & Greed Indexのような市場心理指標を活用することで、「今の市場はどちらに傾いているのか」を客観的に把握しやすくなります。みんなと同じ行動を取るのではなく、むしろ逆を行くことで、長期的な資産形成に大きな差が生まれるのです。
調べ方は検索バーで「フェアアンドグリード」と検索すれば出てきます。その指標がExtra Fearと表記されていれば市場全体が恐怖に支配されており、買いを検討しても良い状況であると考えています。
まとめ 〜孤独を恐れず、チャンスをつかもう〜

投資の世界で成功するためには、「みんなと同じ」ではなく「みんなと”違う“」行動を取る勇気が必要です。今は「○○がオワコンだ」と言われている時こそ、冷静に企業価値を見極めて買い増しを検討する絶好のチャンス。暴落すればするほど安全域が広がり、リスクを抑えた投資ができます。
そして、みんなが楽観的な時には一歩引いて恐れを持ち、みんなが恐怖に支配されている時には貪欲になってみましょう。孤独を恐れず、自分の信じる道を進むことで、きっと将来の大きな果実を手にできるはずです。
あなたの投資が、安心と希望に満ちたものになるよう、これからも一緒に歩んでいきましょう!