【配当利回り5%多数】2025年注目の日本株PF全銘柄&取得単価・利回り一覧

お金

第1章:私の日本株ポートフォリオの全体像と分散投資の意義

こんにちは!今回は、私が実際に保有している日本株ポートフォリオ(PF)について解説します。
私のPFは、食品・エネルギー・商社・金融・通信・自動車・インフラ・素材など、約50銘柄超に分散投資しています。取得株価も記録し、長期的な資産形成と安定した配当収入を目指しています。
それでは早速公開していきます。

【2025年4月20日現在 日本株PF全銘柄一覧】

銘柄名保有株数取得単価(円)配当金(円)取得利回り(%)
マルハニチロ10029161103.77
INPEX2501676905.37
タスキHD100581356.02
住友林業10040401824.50
積水ハウス10029611444.86
EJHD1001557654.18
キリン1002040743.63
双日10030151504.98
JT519791949.80
ヒューリック3001416574.03
JPMC1001091585.32
東ソー10018291005.47
信越化学10035221063.01
花王10053031542.90
TOYO TIRE5022911255.46
ブリヂストン6059862303.84
横河ブリッジ10024261104.53
小松製作所10033781674.94
全国保証2002417104.54.32
いすゞ1001968924.67
トヨタ1002605903.46
ホンダ1001670684.07
ヤマハ発動機1001210504.13
VTHD100479245.01
シークス100899485.34
シチズン100805455.59
マミヤオーピー2001227907.34
伊藤忠6042892004.66
丸紅402182954.35
兼松10022711054.63
三井物産10024991004.00
三菱商事10030501103.61
稲畑産業10030221254.14
三菱UFJ300864606.94
三井住友トラスト10031801554.87
三井住友FG10023731556.53
みずほリース1001001434.30
SBIHD10025541606.27
オリックス10030521334.36
三菱HC200961404.16
日本取引所G20092045.54.95
MS&AD15029021455.00
東京海上HD10025801626.28
東京地下鉄3001210403.31
KPPHD100566346.01
NTT21001705.23.06
KDDI100221572.53.27
ソフトバンク1001908.64.53
沖縄セルラー7033951203.53

保有株の考察と分散投資の重要性

私のポートフォリオを改めて分析すると、リスク分散の観点から以下のような特徴があります。

  • 景気変動に強いディフェンシブ銘柄(キリン、花王、KDDI等)の比率がやや低め
  • 含み損の銘柄もあるが、全体では三菱UFJや東京海上などの大幅な含み益がカバーし、トータルではプラスを維持
  • 商社株(伊藤忠、三菱商事など)を7社保有しており全体の約14%を占めている

分散投資の最大の理由は「リスク分散」です。1社や1業種に集中投資すると、万が一の業績悪化や不祥事で資産が大きく目減りするリスクがあります。
たとえば、かつて超安定株と呼ばれた東京電力が震災で暴落したように、どんな優良企業でも予想外の出来事は起こりえます。そのため、私は複数の業種・企業に投資し、資産全体の安定性を高めています。

商社は資源高や円安の恩恵を受けやすく高配当が魅力ですが、景気変動の影響も受けやすいセクターです。
一方で、円高に強い内需関連銘柄をもう少し増やし、バランスを取りたいですね…汗

第2章:主力銘柄の特徴とセクターごとの役割

食品・消費関連

  • マルハニチロ:水産食品大手、景気変動に強いディフェンシブ銘柄
  • キリン:飲料・ヘルスケア・医薬も展開、安定配当株主優待が魅力。

エネルギー・インフラ

  • INPEX:日本最大の石油・天然ガス開発会社。エネルギー価格上昇時に強く、利回り5.37%と高配当
  • 住友林業・積水ハウス:住宅・不動産分野で安定収益。直近で配当利回りが急上昇中。米国の売上比率が一定程度あり景気後退がリスク。

商社・金融

  • 三菱商事・三井物産・伊藤忠・丸紅:世界中で資源・食料・機械など幅広く展開し増配傾向が強い。バフェットの買い増し意欲も追い風。ただし円高は逆風。
  • 三菱UFJ・三井住友FG・オリックス・全国保証・SBIHD:銀行、リース、保証など多様な金融サービスをカバー。特に主力の三菱UFJは取得利回り6.94%と高く、積極的な増配政策の成果が表れています。

通信・IT

  • NTT・KDDI・沖縄セルラー
    安定したキャッシュフローと鉄壁の財務状況が魅力。社会インフラとしての重要性も高い。安定している分、配当利回りは低め。

自動車・機械

  • トヨタ・ホンダ・ヤマハ発動機・小松製作所:世界的なブランド力と技術力。円安時や海外経済回復時に強い。しかし、現在のトランプ関税は逆風。

保険

  • 東京海上HDMS&AD:国内外での保険事業の拡大や増配傾向もあり、景気変動にも強い。長期の資産形成や配当狙いの投資家にとって心強く、半永久的に持ちたい銘柄の1つ。ただし、南海トラフ地震の発生がの最大のリスク。

第3章:分散投資の実践とリスク管理


セクター分散でリスクを抑える
私のPFは、上記の表のとおり50銘柄程度に分散投資しています。食品、エネルギー、金融、通信、自動車、インフラ、素材、商社など、主要セクターを網羅しています。この分散投資のメリットは、どこか1つの業界が不調でも、他の業界がカバーしてくれることです。

✅高配当株は株価の下落耐性もある
高配当・増配株は、相場下落時でも配当の安定性や下値抵抗力が働きやすく、株価の下落も限定的になりやすいのが大きな強みです。
特に連続増配や累進配当方針の企業は、業績が堅調で株主還元意識が高く、市場全体が下落しても比較的底堅い値動きを示す傾向があります。また、減配しにくい方針の企業は、配当収入が安定するため長期投資家にとって安心材料となります。


分散投資のデメリット

  • 短期間で大きな利益は出にくい(集中投資に比べて爆発力が出にくい)
  • 複数の銘柄や資産を管理する手間や情報収集の負担が増える
  • 全体が大きく下落する局面では、
    分散しても損失を完全には防げない

このように、分散投資はリスクを抑え安定運用を図る一方で、リターンの希薄化や管理負担、市場全体暴落の限界といった側面もあります。それでも、長期的な資産形成と精神的な安心感を得るためには、分散投資は非常に有効な戦略です。

第4章:増配株と株主優待の魅力

増配株の圧倒的威力
私のポートフォリオで注目すべきは、増配株の存在です。増配株とは、毎年または定期的に配当金を増やしている企業の株のことです。
たとえば、上記の表を見ると三菱UFJの取得利回りは6.94%、東京海上HDは6.28%と非常に高いことがわかります。これは単に初めから高配当だったわけではなく、両社が積極的な増配政策を続けてきた結果です。

三菱UFJや東京海上HDの増配の威力を一目でわかるようにまとめると…

  • 三菱UFJ:取得価格864円 → 現在の年間配当60円
     ⇒【取得利回り 約6.94%】
     ⇒ 過去5年で配当金が約2倍に!
  • 東京海上HD:取得価格2580円 → 現在の年間配当162円
     ⇒【取得利回り 約6.28%】
     
    ⇒ 毎年増配で配当が大幅UP!
  • 増配のパワー
     ★ 毎年10%増配が10年続くと…
      → 配当金は「2.6倍」に!
      →
    取得価格はそのまま、配当だけがどんどん増える
      → 実質的な取得利回りも右肩上がり!

ポイント
増配配当株は、長期保有で“配当の雪だるま効果”が加速。
増配の力で、資産形成のスピードもアップします!

増配株の主なメリット

  • 初期投資額に対する配当利回りが年々上昇
  • 増配の伸び率>インフレ率のため資産の目減りを防げる
  • 追加投資なしで毎年勝手に配当金が増える

私のPFでは、三菱UFJや東京海上HD以外にも、三井住友FG(6.53%)、SBIHD(6.27%)など高い取得利回りの銘柄が多数あります。これらはいずれも購入後の増配効果が大きく表れた結果です。

株主優待も楽しい!
株主優待は、日本独自の制度で、企業が株主に自社商品やサービス、金券などの特典を提供します。私のPFから特に魅力的な株主優待を紹介します。

  • キリン:継続保有(3年以上)で
    優待内容がアップグレードされ、
    ビール・飲料の詰め合わせが届きます。ガチホ(長期保有)するごとに内容が充実するため、売却する気がまったく起きません…
  • ヒューリック:300株以上を2年以上保有で6,000円相当のカタログギフトがもらえます。お肉やスイーツなど普段は買わない高級品も選べ優待目当てで長期保有する動機が強くなりました。配当利回りも◎
  • トヨタ:2025年3月末基準で株主優待制度が新設100株以上保有で「TOYOTA Wallet」への残高付与(1年未満500円分、1年以上1,000円分、3年以上3,000円分、1,000株以上5年以上で30,000円分)長期保有するほど特典が増えるため、こちらも“ガチホ”したくなる内容。

また株価が下落している時期でも「優待がもらえるから売りたくない」と心理が働き冷静に保有し続けられるのも大きなメリットです。
上記の銘柄は一度売ると保有期間がリセットされるのでそう簡単には売れませんね…

実際に使える商品が届くことで企業への愛着も増し、長期投資の心理的なハードルが下がります。一方で優待投資の注意点もあります。


優待投資の注意点

  • 優待を廃止した際の暴落のリスク
  • 株主優待欲しさに本来の投資判断が甘くなるリスク
  • 効率的にお金を増やしたい人には向かない

資産形成の主軸はあくまで配当や値上がり益に置き、優待は「おまけ」として楽しむのが基本です。
数か月前、くら寿司が優待を廃止すると発表した際に株価が大暴落したのが記憶に新しいですね。

第5章:買いタイミングのルールと今後の課題

買いタイミングで私が重視しているのは、企業価値を損なわない一時的な下落や割安水準での買い増しです。具体的には、以下のような場面で買いを検討します。

  • 日経平均が1,000円以上下げた時
  • 政策保有株の売却による一時的下落
  • PER・PBRが過去のレンジと比べて低い時

日経平均が1,000円以上下げた時
市場全体が悲観ムードで優良銘柄も一時的に売られやすいです。こうした全体下落は、企業の本質的な価値が変わっていないのに株価だけが下がるバーゲンセールのようなものなので、少額から打診買いを行います。

政策保有株の売却による一時的な下落
近年はコーポレートガバナンス強化や資本効率向上の流れで、政策保有株の売却が進んでいます。この売却は需給要因によるもので、業の業績や将来性には直接関係しない場合が多いです。業績や配当に問題がなければ、こうした局面は冷静に拾う絶好のチャンスです。

PER・PBRが過去のレンジと比べて低い時、配当利回りが高くなった時
PER・PBRが過去のレンジと比べて低い時や配当利回りが高くなった時を狙う際は、SBI証券アプリやIRバンクなどで過去の推移を確認しています
SBI証券アプリでは、各銘柄のPER・PBRの過去の最大値・最小値が簡単にチェックでき、現在の水準が割安かどうかを客観的に判断できます。また、IRバンクでも配当利回りや過去の配当推移を参照し、今が歴史的に見て高利回りのタイミングかどうかを比較しています。

企業価値を損なう買い向かいは慎重に
業績悪化や組織的な不祥事で株価が下がっている場合は無理に買わず、一時的な需給要因や全体下落、政策保有株の売却など「企業価値に影響しない下落」を基本に買いを検討します。


増配株についての今後の方針
今後も配当株への資金流入が続くと見ています。今後の投資方針としては、過去の増配実績が優れた「増配の優等生」を中心に据え、特に企業カルチャーとして株主還元を重視し、長期的に増配を続ける企業を重視します。
短期的な増配や一時的なパフォーマンスではなく、企業理念として持続的な株主還元を掲げているかを見極めることが大切です。

  • 配当性向40%以下を基本に、今後も増配余地の大きい企業を選定
  • 現時点で配当利回りが低くても、10年後に高配当株へ成長する「金の卵」を発掘
  • 短期的な株価変動に一喜一憂せず、時間の味方につけて着実に積み上げる投資姿勢を維持

このように、配当株投資は市場環境に左右されず、長期的な視点で増配株の比率を高めていくことが資産形成の王道だと考えています。

まとめ:増配×再投資+冷静な買いタイミングで資産形成を!

私の日本株PFは、分散投資・高配当・増配を軸に長期保有で資産形成を目指すスタイルです。表で見るとおり多数の銘柄を保有していますが、安定配当の積み上げが大きな魅力です。

私の場合は商社株にやや偏り気味で、ディフェンシブ銘柄が少なめという課題はあります。
含み損の銘柄も当然ありながら、全体では三菱UFJやNTTなどの大幅な含み益銘柄がカバーし、トータルでは十分なプラスとなっています。

また、キリンやヒューリック、トヨタなどの株主優待は継続保有するほど魅力が増すため、長期投資のモチベーション維持に大いに役立っています。優待品が届いた日の喜びは何物にも代えがたく、投資を続ける原動力になってます。
さらに、増配株への投資と配当再投資を組み合わせることで、配当金が複利効果で爆発的に増えていくのが最大の強みです。連続増配株の場合、配当金は年々加速度的に増加し、再投資によって保有株数も増えるため、将来的な配当収入が大きく膨らみます。この“配当の雪だるま効果”は、長期投資家にとって非常に心強いパートナーです。

今後も増配企業を中心に、時代の変化に合わせて柔軟にリバランスし、着実な資産成長を目指します。高配当株を中心に運用している方は感情に流されず、ルールを守って冷静に買いタイミングを見極め、長期的な視点で投資を続けていきましょう!

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